毒にも薬にもならないブログ

25歳女。訳あって時間が出来た人です。 

『君の名は。』に何かもやもやしたのでただただ書きなぐります

観てきました。『君の名は。

そして、なんだかモヤモヤしています…。


「君の名は。」予告

 

そのモヤモヤがなんだかいまいち分からなくて、ネットでネタバレを探すも絶賛記事しかなくて、孤島に取り残されたような気がして正直かなりつらい。

時間がたてば答えが見つかるのかもしれないけどこのままだと自分が欠陥なんじゃないかと思って眠れないので思った事をつらつら書いていきます。

ちなみにもともとそんなにアニメの引き出しもなく新海作品もこれが初めてなため、高尚な考察などはできませぬ。

 

以下思いっきりネタバレ含みます。

 

 

 

 

◆ピークが分からん◆

まず映画を観終わって思ったのが「思ったより盛り上がりのピークがなかった」ということ。分かるんです。「糸守が消滅していることが判明したシーン」「二人がご神体の前で出会ったシーン」「好きだ、の文字を見て三葉が力を振り絞るシーン」「現代の東京で二人がお互いを見つけだすシーン」。どれもドラマチックで疾走感があって、分かるんです。でも、RADWIMPSの音楽と共に盛り上がってシンクロして疾走して…という予告で分かっていたものを、上回ってこなかった印象…。というか、予告がそのままだったという印象でした。音楽と、綺麗な映像と、必死な人間。これが組み合わされば絶対起こる、いやおうにも期待してしまう、胸にぐわあああってこみ上げるあの感覚。あれが今回なんだか私には期待以上のものがなかったのが少し物足りなかった。

そしてそれに関して一つ思うのが、「暗転」の多さ。滝と三葉の切り変えの為に使われる暗転が多かった…どんな映画・舞台に関しても暗転は少ない方が良い派なのですが、やっぱりどうしても頭が一瞬冷静になってしまって熱が保てない気がする。

 

◆5年後の世界、そこにいた三葉のこと◆

すごく気になる。

作品のキーワードと言える水家と言う存在、組み紐の存在。「文字では残っていないけど、我々が残していかないかん」といっていたその伝統を引き継ぐのは、三葉と四葉しかいない。そんな中、ずっと「こんなとこいやじゃ、早く東京に行きたい」と言っていたのは分かっていますが、実際に都内で一人暮らしをして東京の女になってしまった三葉を見るとすこし物悲しい気持ちになる。おばあちゃんはご健在なのだろうか。

 

◆「避難訓練」◆

”現在”の世界で、過去に糸守は「偶然避難訓練をしていたため多くの住人が助かった」と語られていて、頭が「???」状態に。そもそも彗星の被害を阻止しようとしている当時のシーン、滝と別れた後の三葉が猛ダッシュして父である町長のところへ駆け込んだ時点であまりに彗星が近いし早いしでもう完全に「こりゃ落ちたわ」と思っていたので、その後にどんな理由であれ人が避難しても間に合わんやろと思ってしまい素直に納得出来なかった…。あの見た目で、実際逃げるには見た目よりも時間的に余裕があったんでとか言うのはズルいよ~泣

でもちなみに避難訓練じゃなかったじゃんという疑問は「予知だの言っても説明がつかないからそういう風にしたんやろ」って意見を見て納得しました。

 

滝と三葉が出会ったシーン

ご神体の前で滝と三葉が出会ったシーンで、3年前に三葉から渡された組み紐を「今度は三葉が持ってて」と渡すとこ。渡しちゃうんかーーーい!お互いの名前が分かるように名前を書こうって言うくらいなのに、そもそもスマホの日記が消えてく絶望を経験しているのに、唯一と言えるそれを、渡しちゃうんかーーい!戦地に行く男に「これ預ってて、絶対返してよね!」って思い出の品を渡すのは分かるし、今回なら村を救うため戦いにいく三葉にそれを重ねたのかなとか…思うけど、直観的拒否反応がすごかった。

 

 

それでも好きな点ももちろんありました。

例えば声優さん。神木君はもとから好きなので言うまでもないのですが(三葉ボデ―の時の神木君しゅごい)、三葉役の上白石さんや奥寺先輩役の長澤まさみさんの演技が自然で抵抗なく観られました。何よりびっくりしたのが、四葉役の谷花音ちゃん…!気づかなかったし普段よく観る「私かわいいのわかってるわ女児」ではない女兄弟の妹感って感じがが出まくってて、くそ可愛かった。

あとは「すきだ」の文字と三葉の描いた一本線。あれは「みつは」ではなく彼女も「すき」と書こうとしたのかなと。すてき。

好きな子の口噛み酒を呑むのもはんぱない。あんなの設定した時点で勝ち。

現代っ子がスマホというツールをスマートに利用してストーリーが進むのも目に楽しかった。スマホのすっすっと動いていく感じが気持ち良いと思ったのは結構無いかも。

キャラクターに好感を持てたのもあまりアニメ耐性の無い者からしたら良かった。特に入れ替わり中の二人が学校やバイト先で馴染んでいく様がなんだか可愛かった。

そして何よりハッピーエンドなのが良かった。そうじゃない作品が多いとも聞いていたし観ながらも「これは絶対出会えないで終わるやつだ」と思いながら見ていたので、最後のセリフが聞けてほっとした…素直に嬉しくなりました。

 

以上とりとめもない事を書きだしてみたけれど、結果ぐだぐだ言ってもしょうもないことだと思えてきてそれはそれでつらい。ただただ私の理解力や感情が追いついてないし、新海作品を見たことがなければ話にならんと言われてしまえばそれまでだし引き出しがないだけなのかもしれない。でもやっぱり大手を振って「最高だ」と叫べる作品ではなかったなあ…。

喧嘩を売るつもりは本当に全くなく、最高に感動した、泣いたという方に色々教えてほしいなと思う。

それかこのもやもやした気持ちを何だろうと抱えて生きていたら、いつか滝か三葉がやってきて「君だったのか」と思うのかもしれない。