Netflix『ビッグマウス』感想 下ネタあり涙無し!思春期アニメの傑作!

先日プニ子がいつものようにNetflixを開くとトップページにある新着アニメが表示されました。 

その名もビッグマウス』!!

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まずは予告編を見て見てほしいのだ。

(英語でごめんね)


Big Mouth | official trailer (2017)

 

予告を見て、1瞬でわかりました。

あ、これやべえやつだ

 そして気づいたら、再生ボタンを押していたのです。

 

ビッグマウス』あらすじなど

製作は『ファミリーガイ』のアンドリュー・ゴールドバーグと『SING』などで声優もしているニック・クロール。

このやべえアニメを一言で言うと、

「思春期特有の心と体の悩みを抱えた少年少女たちの姿を描くコメディアニメ」

思春期を迎えた主人公アンドリューの元にある日「ホルモンくん」が現れます。

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処構わない思春期ホルモンのパワー…!

 

でここが一番の特徴なのですが、このアニメ、とにかくオブラートに包まない!

なんてったってそもそも1話目のタイトルが『イキたくて』なのだ!

(ブログが止められたら怖いので私はオブラートに包みますが)、ビジュアル的にもセリフ的にも、ネット配信という剣を振りかざして何でもかんでもやります。

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友人宅にお泊まり中でもマジで処構わない思春期ホルモン…!!

 

一方初のレディースディを迎えてしまったジェシーには「ホルモンちゃん」なるビッグセクシーが現れる…!

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2話目(『みんな血だらけ』)のここのやりとり最高でした。

 

さらに一方でアンドリューの親友ニックには中々ホルモンくんが現れなかったり、

はたまたアンドリューは自分がゲイなのではと疑い始めたり、

失恋の悲しみのあまり一晩中ポルノに逃げポルノ中毒になったり、

はたまた学校中で官能小説が流行ったりヒエラルキーに悩んだり恋人を作ったり…

ホルモンの誘惑や刺激により混乱させられる少年少女たちはどうなってしまうのか…!

というお話です。

 

ある意味共感性100パーセント

体や心の変化を伴う思春期を通ってきた大人なら絶対笑ってしまうのがすごいところ。

女の私はジェシーらの女の子達に「わかるわかるww」と笑ったり同情したり。

逆に本当にコントロールの聞かなすぎる男子の性欲に引きまくったり同情したり。

ある意味ここまで共感性100%の作品もなかなかないんじゃないでしょうか。

共感性200%のソナーポケットより絶対共感性高い(適当)

 

ネット配信という最強の武器

Netflix配信でのアニメ故に発揮されるもの。

それは「言葉がどストレート」、「ビジュアルがどストレート」という他には真似できない圧倒的パワーである。

本編でも(メタフィクション的に)「子供がこんなことをしていて児童ポルノだと言われたらどうしよう」というほどに直接的。

でもそれが超爽快なのだ!w

こんなにどストレートに女性器に触れたアニメって見たことある?

楽しくおしゃべりするの見たことある?

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ツイッターでも話題の例のシーン

思春期って。

そもそも大人だって思い出したくないこともあるくらい「恥ずかしく」て「いやらしく」て「汚い」ものみたいな所あるじゃないですか。

大人になったらいつのまにか街中で『セックスアンドザシティー最高〜!』なんてを大声で話せるようになったりしてしまっているけれど、思春期当時にとっては番組表の『セックスアンドザシティー』の文字にビビるくらい、日々目の前に現れる性的なものに戸惑って混乱して発狂していたんですよね。

そして思春期特有の悩みや感情って、隠せば隠すほど更に恥ずかしくて後ろめたいもののように思えてくるものなのだ。

だからこそ、ネットアニメという自由の場を使って、彼らの翻弄されっぷりをそのまんまコミカルに描いた『ビッグマウス』は死ぬほど笑えるんだと思うのです。

全く隠されないという爽快さ。

いや、でもやっぱり引くシーンは引くし気まずいシーンは超気まずいんだけどね!

 

ちなみに上記の「児童ポルノと思われたらどうしよう」のセリフへの答えは「アニメだからいっか」(笑)

 

しかも説教くさくないのがいい!

迷える思春期たちに大人がする説教ほど伝わらないものなどない。気がする。

だって大人はそんな時の気持ちを大概忘れちゃってるものだもの。

大人が脱ぎ去って忘れてしまった青臭い悩みを、いちいち「なんだこれ!」「どうすんだこれ!!」と大騒ぎしてしまう少年少女の姿こそが『ビッグマウス』には描かれているのです。

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夕方の女児アニメ枠を見てきただけの知識ですが。

大凡の思春期を迎えた女子ーズは「アレがきた、恥ずかしい」「親に反抗しちゃった、悲しい」と、自らのホルモン暴走の結果ただひたすらに落ち込み恥ずかしがることが多いように思います。

そしてそれに付いてくるのは大人の「恥ずかしくないことよ」「大人になったのね、おめでとう」の言葉。

これで思春期の話は解決・消化。

 

しかーし!

『ビッグ・マウス』のホルモンにかかると思春期への扱いは全く違う。 

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ジェシー「アレがきた」

ホルモンちゃん「あなたは上昇中。口紅を万引きしたくなるしTシャツを切り刻みながらラナ・デル・レイを聴きたくなるし母親を怒鳴りつけて泣かし喜びを感じるようになるんだよお!」

ジェシー「ママに怒鳴るなんて」

ホルモンちゃん「あの人はママじゃない。これからはシャノンと呼びな!」

ジェシー「…あなたってすごく綺麗ね!」

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ジェシーを女の魅力で刺激するとともに

結果母親にブチギレたジェシーに対し、

 

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ホルモンちゃん「よくできたわ私の可愛い子。これから人生最高の時期が始まるの」

ジェシー「・・・泣」

ホルモンちゃん「それじゃあベッドに身を投げ出して声が枯れるまで泣きましょうね」

シェシー「うわあああああああん!!」

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と、とことん翻弄していくスタイル。

変に大人が介入せず、あくまで本人たちが(ホルモンに惑わされながら)ホルモンと付き合っていく姿を描いている。

それがこの『ビッグマウス』なのだと思うのです。

 

まとめ

予告をみて衝動的に再生し始めてしまった結果、一晩で一気視聴してしまうほどの魔力がありました。

なにこの神がかったテンポ。

降り注ぐよくわかんない名言たち…!

 

問題作?いやいやむしろ傑作だよ!

と同時に、このある意味エロさのない絵柄が見やすさのカギになっている気がするし、 

「日本でもこれくらいのことやれ!」という声には個人的に大手振って大賛成できるわけではないかなとも思うのであった。

 

色々たまらんエピソードがあったけど1番は5話目(『女子だってムラムラ』)のジェシーとホルモンちゃんが大好きですw

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各キャラクターもいい性格してて最高に引いたり笑えるのだ。 

性にオープンなニックの両親もお気に入りw

 

正直、これを見て学ぶことはゼロに等しい。

感動などは一切しないし掘り下げるほどの意味なんてあるのかわからない…!

しかし同じく予告をみて「面白そう」と思った人は絶対ハマるはずよ!

セリフ量があるので吹き替えもおすすめ。

 

 

以上!

 

Shake It Off (From

Shake It Off (From "Sing" Original Motion Picture Soundtrack)